今後のラインナップ その後
年末になるとその一年を振り返りたくなる。以前、「今後のラインナップ」というタイトルの記事で、今後書きたいテーマやリクエストをいただいたテーマについてまとめた。「今後のラインナップ」は、予想外に反響がありたくさんのコメントをいただくことができた。そこで、せっかくいただいたコメントへのお礼を込めて、今回はそのラインナップがどれほど達成できたかを振り返って整理してみたい。
1. いつか話すといって話していないもの
- ステロイドが動脈硬化を導くメカニズム 未
- ブログタイトル写真のヘリコプター大事件 未:タイトル写真自体を、南の島のマングローブ林に変えてしまった。
- 海で溺れて大搬送ののち緊急入院の話 未
- ステロイドがもたらす恐ろしい代償 有:終末への安堵 先天性 x 成人心疾患患者になる
- PLEに関する初期の研究や近年の研究の解説 未
2. フォンタン再手術入院の続き(リハビリや手術創の縦隔炎について)
少し有:Perfume体操
3. フォンタンマスターへの道
少し有:筋肉編
4. 読者の方々からのリクエスト
- 人生の中の最大の喜び 少し有:不可思議を追い求める心
- 生物多様性の面白話 多数有:生物にはなぜ病気があるのか デリケートな多様性 毛が生えた程度は根本的な違いである話 命の品定め 植物の涙等
- 先天性心疾患の子供への親の接し方 有:インクレディブル・ファミリー 親不孝な帰省 フォンタン子の生き方
5. その他書きたいと構想しているテーマ
- シンチ検査は慎重にの巻 未
- フォンタン術後長期生存率のレビュー 有:論文紹介のカテゴリーの記事
- アブレーションはあぶねーっしょの話 未
- 子供の頃受けた手術の記憶(3歳編、8歳編、13歳編) 少し有:2つの記録
こうして振り返ってみると、まだ40%ほどしか記事を書けていなかった。さらに、これ以後も新しいリクエストをいただいたりもしたため、実際にはもっと書くべきものがある。最近は生きがいや目標を見失いかけていたところだったので、おいらには丁度いい目標であり来年の宿題になった。来年もフォンタン患者としての体験を、誠実にそして客観的に記していきたい。それは、広大なネット空間の片隅でほとんど誰の目にも留まらず、ひっそりと記された記録になるかもしれないが、もし誰か一人にでも役立つ情報になれば本望である。
なんて綺麗にまとめようとしているが、本音は「今後のラインナップ」の時のように、どなたからコメントこないかな、なんてせこい期待をしているだけであった。